以前の加盟登録料の値上げを調べていたら、来年度に再度値上げが検討されている事実に行き当たりました。2012年(平成24年)に値上げされていますので、実施されれば7年で再値上げということになります。
3月19日に開催された日本連盟の臨時理事会で決議され、4月20日付けで加盟各団の団委員長宛てに書面で通知されています。2019年(平成31年)分の加盟登録時から適用されるようです。以下が値上げ後の金額です。
内訳 |
現行 |
値上げ後 |
団 |
2,000 |
2,000 |
隊 |
2,000 |
2,000 |
指導者 |
5,000 |
8,400 |
スカウト |
3,000 |
4,000 |
減免措置がいくつか検討されているようですが、大半の加盟員には上記の金額が課せられることになりそうです。スカウトは3割アップ、指導者に至っては7割増しということになります。
団の全体ではどれくらいの負担増になるのか、以下の標準団を例に計算してみましよう。教育規定に基づいて定義しましたが、ベンチャーは20名、ローバーは30名とあるところを現実的な数字を踏まえて各10名としています。
標準団 例
ビーバー |
隊長 |
1 |
– |
副長 |
2 |
– |
スカウト |
– |
20 |
カブ |
隊長 |
1 |
– |
副長 |
2 |
– |
スカウト |
– |
24 |
ボーイ |
隊長 |
1 |
– |
副長 |
2 |
– |
スカウト |
– |
32 |
ベンチャー |
隊長 |
1 |
– |
副長 |
1 |
– |
スカウト |
– |
10 |
ローバー |
隊長 |
1 |
– |
副長 |
1 |
– |
スカウト |
– |
10 |
団委員 |
– |
5 |
– |
合計 |
– |
18 |
96 |
2019年(平成31年)以降(予定)
では、値上げ後に団が全額負担したらいくらになるでしょう。
内訳 |
人数 |
登録料 |
合計 |
団 |
1 |
2,000 |
2,000 |
隊 |
5 |
2,000 |
10,000 |
指導者 |
18 |
8,400 |
151,200 |
スカウト |
96 |
4,000 |
384,000 |
合計 |
|
|
547,200 |
2012年(平成24年)以降
現行の金額は以下の通りです。値上げ後は、約40%のアップとなります。
内訳 |
人数 |
登録料 |
合計 |
団 |
1 |
2,000 |
2,000 |
隊 |
5 |
2,000 |
10,000 |
指導者 |
18 |
5,000 |
90,000 |
スカウト |
96 |
3,000 |
288,000 |
合計 |
|
|
390,000 |
2011年(平成23年)以前
ちなみに、2012年の値上げ前の金額を計算したのが以下です。値上げ後は3倍の金額ということになりました。
内訳 |
人数 |
登録料 |
合計 |
団 |
1 |
0 |
0 |
隊 |
5 |
1,000 |
5,000 |
指導者 |
18 |
1,500 |
27,000 |
スカウト |
96 |
1,500 |
144,000 |
合計 |
|
|
176,000 |
2018年の夏には新制服の切り替え期限を迎えますので、買い替えを躊躇している方も多いはず。加盟登録料の値上げが加盟員の減少につながることは過去の例からも明らか。果たして、どんな影響が待ち受けているのでしょう。
参照:ボーイスカウト福島連盟